l 谿に遊ぶ 2011年10月
我が愛妻、Para-Miyuki 843を持ち、溪に立つ。 溪魚の鼓動が妻の手から伝わり、水面が割れる。
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虎斑竹
2011-10-30 23:55
私のロッドはこれまでずっとトンキンのみを使ってきました。
理由は先人達が到達した結論がトンキンだったということです。
ただ、先人たちは中国やマレー半島の竹や笹類から選りすぐった結果であり、日本の竹は選択肢から
はずれていたのではないかとも予想されますが・・・

日本のバンブーロッドメーカーはまだ大部分の方がトンキンを使用していますが、日本の竹にこだわり
を持って使っている方も多くなりました。
その多くは真竹、女竹、淡竹などを使って独自のアクションのロッドを制作しています。

私が以前から気になっていた竹は紋竹という、表面に雲紋の入った竹でした。
自然な紋様がとてもエキゾチックで、これでロッドを作ったら・・と、気持ちが膨らみました。
しかし、紋竹はあまりにも細く、和竿などで使用されてはいても、フライロッドには丸竹ロッドなら
ともかく、6角竿には適さないのです。

その次に目が行ったのは、岡山の津山地方に自生する虎斑竹でした。
ヤシャ竹の変種らしく、紋菌の作用で雲紋が出来るとのことでしたが、こちらは天然記念物・・・
で、先日、ふとフェイスブックで知ったのが、今回の土佐の虎斑竹でした。



こちらは淡竹の変種とのことで、やはり、紋菌の作用で雲紋が出来るのですが、移植して栽培しても雲紋
が出来ず、この地方で栽培したもののみに雲紋ができるとのことです。
生理的な作用で雲紋が出来る紋竹とは違い、紋菌の作用ですので強度的に心配な面がありますが、
まずは試してみたくなり、注文してみました。

届いた竹は7寸サイズで十分な太さがあります。
表面には見事な雲紋が全体に発生しており、この紋様の美しさから、工芸品として人気があるようです。

PA290003-2.jpg

もちろん淡竹の変種とはいっても淡竹にはかわりありません。
ファイバーは竹の表面に集中しており、細く、それほど密ではありません。
ロッドにするためにはトンキンのテーパーはそのまま使えません。

虎斑竹のファイバー
PA290004-2.jpg

トンキンのファイバー
PA290009-2.jpg

淡竹や真竹の場合はトンキンと同じ番手でテーパーを設計する場合、1割ほど太く設計する必要があります
ので、テーパーを再設計しました。

今日は竹を割り、軽くフレーミングを施し、ピス側もフレーミングをして、火入れまで一気に終わらせました。
この竹での最初の一本は。。。

やはり、Mortisedにして作ってみたくなりました。
花櫚バールの紋様と、虎斑竹の紋様とが合わさるとどんな具合になるのか楽しみです。

PA300002-1.jpg

節間はトンキンほど広くありませんが、広い方だと思います。
節は尖がっていますが、ノードプレスをすることで処理も苦ではありません。
曲りなおしをやった感覚では、結構パリっとした感じです。
ソリッドで制作しますので、それでもトンキンよりはスローになるかと思いますが、もともと私のロッド
はファスト寄りですので、結構良い感じのミディアムアクションになってくれればと思います。
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パリへ
2011-10-23 19:20
あと2週間ほど乾燥をしてからパリのオーナー様向けに発送します。

Mortised Para-Miyuki 904 7'6" #4 2p/2tip

Amboyna burl
24k Plated metal fitting
moss jade stripper guides


フランスにはアルプスがありますのできっと良い渓流も多いはずですし、セーヌの源流域のブルゴーニュ地方
ではゆったりとした流れの中でブラウンが釣れるようです。

私がパリを訪れたのは今から25年ほど前、新婚旅行をスイスのスキー旅行にした最後の1日がパリの市内観光
でした。
ベルサイユ宮殿を見学し、お財布の中身が寂しくなってきたのでシャンゼリゼ通りの裏道に入って場末の食堂で
ハムエッグ・・・
夕食はホテルの部屋でリヨンの駅のキオスクで買ったホットドッグでした。

私が行ったのは4月も終わりに近い時期でしたので、アルプス地方の川はどこも雪代で白い水が轟々よ流れて
おりました。

今は昔、多分、もう訪れることもないでしょう。

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私の代わりにセーヌの源流で大きなブラウンを釣ってくれることを夢見ております。

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Mortised Para-Miyuki 844 7'0" #4 1tip/2p
2011-10-14 15:35
叔母の葬式も終わり、やっとロッドを完成させることが出来ました。

Mortised Para-Miyuki 844 7'0" #4 1tip/2p
PA140011-1.jpg

_3007100.jpg

このロッドは総てのオプションを施しました。

Grip & filler:Gabon Black ebony & combination of splits
Metal:24k Gold plated
Guides:Pacific Bay gold nitride coated double foot
Stripping guides: Red Agate with 24k Gold plated
WINDING THREAD =gossamer silk thread Antique gold & Full Intermediate Wraps with CP and Black tipping.
Rod tube:REC
Other:Ferrule Plug

_3007094.jpg
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祭りの後
2011-10-11 01:40
2日間のイベントから帰着するのを待っていたかのように、2カ月半前から入院をしていた叔母が永眠しました。
母の姉であり、この足利の地で一緒に暮らしてきた叔母も、数年前より加齢による痴呆が進んできましたが、
それでも入院する数日前まで毎日部屋の掃除をするほど元気な人でした。
ですので、介護とかの必要もなく、母の負担は少なかったと思います。
叔母の人生を語ると長くなりますので割愛いたしますが、天国で叔父や不慮の事件で亡くなった一人娘とやっと
再会できるでしょうから、喜び見送ってあげようかと思います。

そんなわけで、明日から数日間はそちらのほうに気持ちが行ってしまいますので、今の内に・・・

2011年10月8.9 アートにふれる2日間 IN KEIHOKUに参加してきました。

このお店の住人であり、日本のリールメーカーのパイオニア的存在である奥居氏の呼びかけに20名以上の
クラフトマンが集いました。


フライ関係のクラフトは初めて参加するイベントですので、来場する方々の殆どは釣りとは無縁の方ばかり・・
回数を重ねていけば認知度も上がってくるでしょう。

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それでも、初めてロッドを手にする子供達にはとても良い思い出になったはずです。

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数多くのクラフトマンが気兼ねなく集まることが出来るイベントが少ない中、クラフトマン同士の交流の場
としても良い機会だったと思います。

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私のロッドに興味を持ってくれる一般の方も沢山いてくれました。
釣りには興味がなくても、手にとって「綺麗な竿ですね」と言ってくれるだけでも嬉しいもんです。

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普段はなかなか会えない遠方の友人も遊びに来てくれました。

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的当て大会では2日連続で、今回一緒の車で同行したBig Forestの大森さんが優勝しました。
お供のクマは今回のイベントで一番人気ありました。
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イベントがお開きになった後は大人の時間です。
腕に自信のあるクラフトマンが工具を持つ手を楽器に持ち替えての生演奏・・・

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ちょっとボリュームが大きすぎて、中々会話が成立しませんでしたが・・・笑!

時間は余りありますので、経済的な余裕がある限り、これからも参加させていただきたいと思います。

この場をお借りして、お世話になった皆様にお礼を申し上げます。

奥居氏(ドラム奏者)
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