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我が愛妻、Para-Miyuki 843を持ち、溪に立つ。 溪魚の鼓動が妻の手から伝わり、水面が割れる。
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Heat-treatment
2011-01-27 14:16
今日は風も弱く、穏やかな日になりました。

現在制作中のロッドはアカサカさんでオーダーを頂いたMortised Rodですが、グリップとフィラーのカシュー塗装
がなかなか乾燥せずに次の工程に勧めませんので、新たな2本のロッドの火入れを行いました。



オーブンでの火入れは、英語ではBakeとかHeat treatingと表しますが、私はHeat treating(熱処理)のほうが
適していると思っています。
熱処理=高温で焼結させるという意味合いがありますが、パワーファイバーの珪素成分を焼結させるためには
180℃以上の温度が必要だといわれております。
とはいっても、珪素の融点は1410℃ですので溶結するわけではなく、ファイバー同士が強固に結合して張りや
再現性が増すということだと考えています。

P1270011.jpg

私の場合、オーブンの中間点での温度は200℃になりますが、熱源側と反対側はそれぞれ20℃近く温度差が
生じます。
ですので、熱源側は220℃、反対側は180℃くらいの温度になります。

P1270015.jpg

火入れの温度や時間はメーカーによって千差万別ですが、火入れが強すぎると、ファイバーの繊維が炭化をおこし
て極端に脆くなります。
弱いと焼結不足、水分残留によって、これも脆くなります。
何事もほどほどにが良いのですが、火入れの場合は出来るだけ炭化寸前のタイミングを見つけることが大事です。

焼結したファイバーは更に温度を加えると炭化によって分離します。
ファイバー部分が茶色く変色したらアウトです。
ニッパーで潰すと刷毛のようにバラけますので、如何にその手前のタイミングを得ることが火入れのポイント
です。

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